帰ってきたおばあちゃん。

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」


私の祖母は私が20歳の時、交通事故でこの世を去った。

事故が起きてすぐ、母は祖母の家に駆けつけた。(母方の祖母だった)


明くる日に父と私は祖母の家に向かう予定であったため、その日は家で待機。

状況がわからないもやもやの中、気がついた時には朝になり、電話が鳴っていた。


父親が出たとたん、電話越しから大きな声で、

「早く来て!!」

叔母の声だ。


私達はすぐに準備して小田原の祖母の家に向かう!

着くなり叔母が、早く入って!!

と急かす。


何事かと、その時は疑問符しかなかったが、すぐに理解した。

いや理解はしていなかった。

ただ、突然の事に反応もできなかった。








なくなった祖母が母親に取り憑いていたのだ。





にわかには信じられないと思う。

私もそうだった。


でも、その背格好、喋り方、どれを取っても祖母のソレだった。

母親(中身は祖母)は私を見つけるなり、抱きしめた。

そして私にこう言った。



周りの人と仲良くするように。

周りの人を幸せにするように。




涙が溢れた。


祖母が最後に私に、母の体を使ってでも伝えたいと思ってくれた、

その言葉が、その気持ちが、

とても嬉しかった。



今日、またこの気持ちを思い出させてくれた、はてなブログに感謝します。


※余談ですが、父は私の後に、祖母にしこたま怒られていた笑

内容はいまいちよくわからなかったが…笑